子どもの歯の治療

CHILDREN

お子様の口腔ケア

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歯の生え始める1歳前~1歳半くらいから、小児歯科での口腔ケアをはじめることが理想的です。
もしすでに虫歯ができてしまっていればしっかり治療を行い、原因となった生活習慣を改善したり、また効果的な予防処置を行い、これから生えてくる永久歯を虫歯にしないようにしなければなりません。乳歯や生えたばかりの永久歯は虫歯にかかりやすいという特徴があります。
虫歯の予防は、ホームケアだけでなく、歯科医院での適切な予防処置・定期健診がとても大切になってきます。

乳歯と永久歯の大切な関係

いずれ大人の歯(永久歯)に生え替わる乳歯ですが、乳歯には大切な役目があります。食べ物を噛むこともその一つですが、乳歯には大人の歯が生えるスペースを確保するという大事な役目があります。もし乳歯が虫歯になってしまっていたり、歯並びがおかしいと永久歯の歯並びに悪影響が出てしまうことがとても多いので、乳歯の時にちゃんと治療をしている事がとても大切になってきます。

虫歯の処置と予防

乳歯でも永久歯でも虫歯は大きくなるほど治療が難しくなります。お子様の場合は特に負担になりすぎてしまうと治療が嫌になってしまい、なおさら難しくなってしまいますので、なるべく早い段階で虫歯や異常を発見してあげて治療を開始するのがよいでしょう。また歯を強化する意味でフッ素を塗ることにより歯を強くすることができます。
定期的に歯科医院でフッ素塗布をおこなうことで虫歯になりにくい歯をつくりましょう。

定期検診について

乳歯の時でも定期検診はとても大切です。乳歯は生後8ヶ月くらいに生え始めますが、歯が生えた時からお口の中は常に変化をし続けます。虫歯のでき方や歯並びもお口の成長と共に常に変化することから、定期検診を受けて歯科医師や衛生士による虫歯のチェック、お口の清掃状況や日常の歯磨きの確認、フッ素塗布などの虫歯予防処置、悪い咬み合わせを誘発する因子が無いか(不成咬合の予防)など、適切なアドバイスが必要です。

治療を怖がってしまうお子様への対応

当院では治療を怖がって泣いてしまったり、苦手なお子様を無理に押さえつけて治療をさせることはありません。すこしづつ歯科医院に慣れていただくことから始め、器具などにも触れてもらい、徐々に治療を始めていければと考えています。ただしお子様がかわいそうだからと処置をしなかったり、歯科医院に連れて来られず放置してしまうと、結果的にお子様にかかる負担が増えてしまいます。ほとんどのお子様は、年齢とともに上手に治療を受けられるようになりますので、日頃から定期検診を兼ねて歯医者さんに慣れていきましょう。